今回はリーダーシップについて書きたいと思います。
リーダーシップとは、組織をけん引するリーダーとして資質や能力のことです。また、リーダーシップを日本語に訳すと指導力や統率力といった意味になります。会社やチームなど、複数人数の組織で成果を上げるためは、リーダーではなくメンバーの力も必要不可欠です。リーダーは、メンバーの行動の模範となり、良い影響を与えてメンバー自らを行動させる必要があります。つまりリーダーシップは、組織や団体を導く存在という意味です。
➀専制型リーダーシップといって意思決定や行動など全てリーダーが決める方法です。ボス型リーダーとでもいいましょうか、トップダウン方式で指示命令がなされるイメージです。意思決定が早く、大胆な決断が可能で、スタッフはリーダーの手足であり手駒、また問題解決の多くはリーダーの仕事で会議で報告と指示という傾向です。例えば、救急医療の現場や緊急手術などでは非常に重要であると思います。
➁民主型リーダーシップがあります。意思決定や行動なども全てを民主主事的に意思決定する方法です。意思決定に時間がかかり、効率が下がってしまうものの、問題を解決する際はチームで行うため、スタッフが自分で考えて行動するため長期的には効果を発揮します。また、組織間のコミュニケーションが密になり、団結力が増すでしょう。
➂放任型リーダーシップは、意思決定や行動に一切リーダーが関与しない方法です。全ての行動をメンバーだけで行うため士気や団結力も低い状態が続きます。最近ではIT系などがテレビで取り上げられることもありますね。ただし、個々のスキルが高い場合においては、効果的な方法といえるでしょう。
リーダー自身の個性や組織の方向性などによって向き不向きもあり、例えば個人事業の2代目になって初代と同じようにやったが顧客が離れたり、スタッフが辞めたりすることがあります。同じようにやっても同じ特性をもっているとは限らず自分にあったやり方を選択していくことが必要だということです。
ただし、最低限の要素は欠かせないでしょう。
・指針となるビジョン(目標や方針等)
・情熱(病院を地域で1番にしたい、スタッフの成長が喜び等)
・誠実さ(嘘をつかない、謙虚に学ぶ姿勢、自分の限界を理解等)
・信頼(一貫した言動、率先して課題解決、フォロー等)
・好奇心と勇気(失敗を恐れない、新しいことへのチャレンジ等)
スタッフは必ず見ています。ビジョンと情熱をもって、スタッフに誠実に対応を続けていけば、必ず組織はよくなり同じ目線で動いてくれることでしょう。あきらめずやりきることを目指して頑張りましょう。